自家培養軟骨移植術とは
膝や肘などの関節の骨の表面を覆っている軟骨は、関節の動きを滑らかにする役割を担っており、ケガなどで軟骨が失われた場合、歩行困難なほどの痛みを生じることがあります。
なお、軟骨組織には元々血管がなく、それを治すための細胞も細胞を増やすための栄養も供給されないため、一度損傷を受けると自然には治らない組織とされています。
自然治癒が望めない軟骨組織ですが、軟骨細胞には増殖する能力があります。そこで、患者さんの軟骨組織の一部を採取し、軟骨細胞を増殖させる環境で培養した「自家培養軟骨」を、軟骨の欠損した箇所に移植して修復を行うのが「自家培養軟骨移植術」です。
対象疾患
自家培養軟骨移植術において、日本の公的医療保険の対象となっているのは、「外傷性軟骨欠損症」または「離断性骨軟骨炎」の患者さんで、欠けた軟骨の面積が4cm2以上になります。適応対象外の部位(ひざ以外)の治療には残念ながら使うことはできません。
変形性膝関節症は対象外となり自家培養軟骨による治療は受けることができません。まずは主治医へご相談ください。
スケジュール
自家培養軟骨移植術のスケジュールは、以下の通りです。
費用について
保険適用となります。詳しくは受付までご相談ください。
治療の流れ
軟骨組織の採取
ご自身の軟骨組織を少量採取します。(関節鏡での手術)
自家培養軟骨の作成
アテロコラーゲン(コラーゲンの一種)と混ぜて培養し、自家培養軟骨を作成します。
自家培養軟骨の移植
自家培養軟骨を軟骨が欠けたところに移植します。
骨膜でフタをして縫合
移植した自家培養軟骨が外れないように脛骨から取った「骨膜」でフタをして縫合します。
お問い合わせ
当院では自家培養軟骨移植術の豊富な実績があり、充実したフォローアップ体制で患者さんをサポートいたします。
ご不明な点がございましたら、当院までお気軽にお尋ねください。